乾燥肌の日焼け止めの選び方とおすすめの成分

乾燥肌に合う日焼け止めのイメージ

乾燥肌の方は、紫外線ダメージを受けやすいことをご存知でしょうか?

また、乾燥肌の方が無防備に紫外線を浴びると、さらに乾燥肌が進んでしまう原因にも。

これから本格的に紫外線が強くなる時期ですので、今日は、乾燥肌の日焼け止めの選び方と、おすすめの成分についてお伝えしたいと思います。

乾燥肌と紫外線の関係

そもそも乾燥肌とはどんな状態かと言うと、お肌の一番上にある角層の水分や皮脂の量が常に少ないという状態です。

正常なお肌には20~30%の水分があると言われていますが、20%以下になると乾燥肌に分類されます。

乾燥肌になる原因は一つではなく、次のような要素が組み合わさっていることが多いです。

・間違ったスキンケア

・睡眠不足

・偏った食生活

・ホルモンのバランスの乱れ

・アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症などの病気

・紫外線ダメージ

・外気の乾燥

・急激な温度や湿度の変化

・花粉などのアレルギー源

上記に記載の通り、紫外線ダメージも乾燥肌の原因になります。

理由は、もともとバリア機能が弱り気味のお肌に紫外線を浴びると、お肌を守るために角質層が分厚くなり、角質肥厚の状態に。

また、健康なおはだよりも紫外線ダメージを受けやすいお肌状態なので、乾燥肌こそ紫外線をしっかり防ぐことが大切です。

乾燥肌の日焼け止め選びに必要な3つの要素

では、乾燥肌の場合、どんな日焼け止めを選べば良いのでしょうか?

ポイントは3つあります。

ライフスタイルに合った紫外線カット力

日焼け止めなので、まずは紫外線をどれくらい防げるかがポイントになります。

日常生活の中でどれくらい紫外線を浴びるかによって、適切なSPF値とPA値のものを選びましょう。

効果の高い保湿成分が入っている

やはり乾燥肌の場合、日焼け止めにも保湿力が欲しいところ。

単に、水分や油分が配合されているということではなく、水分をキープする力や、水分の蒸発を防ぐ効果が期待できる成分が入っているものを選びましょう。

低刺激な日焼け止め

乾燥肌は刺激を受けやすいため、できるだけ低刺激の日焼け止めを選びましょう。

たとえば、日焼け止め成分は紫外線散乱剤のみ使用のノンケミカルタイプを選ぶということや、アルコールなどの刺激になりうる成分や不要な成分が入っていないか極力少ない製品を選ぶようにしましょう。

乾燥肌の日焼け止めにおすすめの成分5選

日焼け止めを選ぶときに、次のような成分が入っているものをお勧めします。

紫外線散乱剤がおすすめ

日焼け止めには紫外線散乱剤だけでできているものと、紫外線吸収剤が入っているものがあります。

紫外線散乱剤の方がお肌に刺激が少ないので、紫外線散乱剤だけを使用している日焼け止めがおすすめです。

成分名としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄が有名です。

おすすめの保湿成分

保水力が高い成分としては、ヒト型セラミド、グリセリンがおすすめです。

水分蒸発を防ぐ成分としては、スクワランがおすすめです。

おすすめのエイジングケア成分

肌老化も乾燥の原因になるため、エイジングケア成分が入っていると更に良いでしょう。

おすすめは、お肌の力を高める系の成分や抗酸化効果が期待できるものです。

例えば、ナールスゲン、ビタミンE誘導体、ビタミンC誘導体がおすすめです。

まとめ

巷にはさまざまな日焼け止めが売っていますが、乾燥肌の方の場合、どんな基準で選べば良いか、イメージできましたでしょうか?

まとめると、お肌に優しく、でも、しっかり紫外線カットができて、保湿もできて、できればエイジングケアできる日焼け止めです。

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