おすすめのセラミドを増やす化粧水

セラミドのイメージ

セラミドとは、お肌の表面、角質層の細胞間脂質にびっしりと存在している成分で、皮膚を構成しています。

このセラミドは角質細胞間脂質の50%を占めており、細胞と細胞をつなぐ役割をするとともに、スポンジのように水分や油分を抱え込んで角質層の重要な脂質として、お肌の保湿をサポートします。ただし、セラミドは年齢とともに自分の力で産生することが難しくなり、化粧品で補う必要があるのです。

そこで今回は、おすすめのセラミドを増やす化粧水をテーマに、お肌のハリや弾力に悩んでいる方へ向けて、おすすめのセラミド化粧水の選び方を紹介していきます。

セラミドについてもう少し詳しく知ろう

角質にあるセラミドは、ラメラ構造と呼ばれる状態で油分と水分がバランス良く重なり合っている状態を保っているのですが、セラミドは水分をサンドイッチするように挟み込んでいます。水分を保持する成分は、水分を吸着したり、抱え込んだりと様々なタイプがありますが、その中でも「挟み込む」タイプは水分保持力が最強と言われています。

セラミドは吸湿性・保水性にとても優れており、健康な肌状態の人であれば、細胞間脂質にあるセラミドがお肌の水分の約20%を保持していると言われています。

そんなセラミドは、加齢・生活習慣・間違ったクレンジングと洗顔などによって、正常な量よりも不足していきます。不足するとお肌が慢性的な乾燥肌になったり、赤みやかゆみが発生したり、バリア機能が正常に働かず紫外線ダメージを受けやすくなったりと、お肌にダメージを与えていきます。

そのため、不足したセラミドは化粧品やスキンケアで外側から補う必要があります。

おすすめのセラミド化粧水

セラミド配合の化粧品は、化粧水だけではなく、美容液、保湿クリーム、乳液などさまざまなスキンケア用品となって、存在しています。

ただし、売り場や値段が幅広くあるため、セラミド配合の化粧品でもどれを選べばいいの?とお悩みになるのではないでしょうか。

今回は、その中でもセラミド配合の化粧品に絞っておすすめの選び方をご紹介していきます。

1)ヒト型セラミドが配合されている

ヒト型セラミドは、ヒトの皮膚にあるセラミドと構造と同じ構造しているため、浸透しやすく、高い保湿効果が期待できます。全成分表示では、「セラミド1」「セラミドNP」のようにセラミドの後ろに数字やアルファベットがつきます。

また、配合量が多いものを選びましょう。セラミドは高価なため、極端に安い化粧品にはセラミドがごく微量しか配合されていないことがあります。

全成分表示を確認する際は、なるべく上の方に表示されていてかつ数字やアルファベットの記載があるものを選びましょう。

2)セラミド以外の水溶性成分が配合されている

セラミドは「挟み込む」ように水分を保持しますが、他のタイプの水分保持成分と一緒に使うことで、よりうるおい効果を感じることができます。なかでも「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「プロテオグリカン」などは相性もいいです。

3)余分な成分が配合されていない

エイジングケアの視点では、エタノールのようなアルコールや鉱物油など刺激のある成分は避けましょう。アルコール、PG、DPG、香料、着色料などは控えたほうが良いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「セラミド配合の化粧水」と書かれていても、セラミドだけが配合されていれば良いというわけではありません。セラミドの役割やメリット・デメリット、セラミドの量やセラミド以外の保湿成分も確認したうえで、自身のコスパと好みのテクスチャーに合ったものを選ぶようにしましょう。