敏感肌とは?原因と今すぐできる対策を伝授
マスク生活が2年以上続き、その影響もあって増えているのが敏感肌。敏感肌という言葉はよく聞くし、なんとなくイメージはできるけど、原因や対策を正しく理解している方は、もしかしたらあまり多くないかもしれません。
というのも、もともと敏感肌ではないのに、誤ったケアや知識不足によって敏感肌になってしまっているケースが多いからです。
そこで今日は、
「敏感肌とは?」
「これって敏感肌?」
「すでに敏感肌だけどどうやってケアするのが正解?」
とお思いの方のために、敏感肌の症状と原因、すぐにできる対策についてお伝えしようと思います。
敏感肌ってどんな状態?
敏感肌という言葉はよく耳にすると思いますが、具体的にはどんな肌状態を敏感肌とよぶのでしょうか?
一般的な症状は次のようなものです。
・普通の化粧品を使っただけで刺激を感じる
・肌荒れしやすい
・大人ニキビができやすい
・洗顔料で洗顔すると赤くなる
・衣類か髪が触れたときも、お肌に刺激を感じることがある
・生理前に肌荒れする
・季節の変わり目に普段の化粧品が使えなくなる時がある
・お肌がカサつきやすい
・お肌がゴワつきやすい
このような症状の根本原因は、バリア機能の低下であることがほとんどです。
バリア機能が低下することによって、角層が不健康な状態になり、少しの刺激にも反応してしまう状態になっているのです。
敏感肌の3大原因
そんな敏感肌の原因はいろいろありますが、最も多いのが次の3つです。
1.お肌が乾燥すること
お肌の乾燥は、3大保湿因子である「皮脂膜」、「NMF(天然保湿因子)」、「角質細胞間脂質」のどれかが減少して、バランスが崩れることでおこります。
その結果、バリア機能が乱れ、水分のバランスを保てない状態になってしまうのです。
そのような状態のお肌は、バリア機能がしっかり機能せず、外部刺激の影響を受けやすくなります。
お肌の乾燥の原因はさまざまありますが、なんらかの原因でお肌が乾燥している状態が続くことで、結果、ゆらぎやすく、敏感なお肌になっていくことがあります。
2.まちがったスキンケア
よかれと思ってやっているスキンケアが敏感肌の原因になっていることもあります。
なかでも一番多いのが、洗顔やクレンジングで落としすぎること。
洗浄力が強すぎるケースや、頻回に洗顔しすぎるケース、こすりすぎているケースなどがあります。
メイクや汚れを落とすことはもちろん大切ですが、お肌に必要な潤い成分を過剰に取り去ったり、摩擦しすぎたりすることでお肌が乾燥し、バリア機能が低下して、敏感肌の原因になります。
洗顔やクレンジングの他にも、拭き取り化粧水や、お肌に刺激になる成分が入った化粧品でケアすることで、お肌のバリア機能が低下し、敏感肌の原因になることもあります。
3.年齢を重ねることも敏感肌の原因に
これは避けようがないことですが、年齢を重ねることも敏感肌の原因になることをご存知でしょうか?
年齢を重ねるごとに、お肌の潤い成分が減少したり、真皮が薄くなるとともに、表皮細胞をつくる力も弱まります。
このように、お肌の保湿力低下やお肌の菲薄化によって、少しの刺激にも敏感に反応しやすくなってしまいます。
なので、もともとお肌が丈夫な方でも、年齢を重ねるほどに乾燥しやすく、ゆらぎやすくなり、敏感肌のリスクが高くなるのです。
これら3つの他にも、紫外線やストレス、睡眠不足や腸内環境の乱れ、不摂生な生活なども敏感肌の原因になります。
また、遺伝や体質などで敏感肌になるかたもいらっしゃいます。
すぐにできる敏感肌対策
では、敏感肌を防いだり、すでに敏感肌になっている方ができるケアとしては、どんなことがあるのでしょうか?
それは、やはり保湿です。
保湿といえば、化粧水を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、化粧水などで水分ばかり与えることは、かえって敏感肌のリスクを高めます。
単に水分を与えるのではなく、お肌の中で水分を保持することをサポートする成分を複数種補い、水分蒸発しないようにきちんと蓋をすることが大切。
なかでも敏感肌におすすめの成分は。ヒト型セラミドです。
ヒト型セラミドは、人が持つセラミドとほぼ同じ構造でできています。
敏感肌やゆらぎ肌が気になりだしたら、まずは、ヒト型セラミド配合のスキンケア化粧品でやさしくケアしてみましょう。
まとめ
遺伝やアレルギーなどを除けば、敏感肌の肌質は変えられる可能性があります。
敏感肌の主な原因は乾燥なので、しっかり乾燥肌対策をして、お肌に刺激の少ないケアを継続してみましょう。
この記事を読んでいただくことで、敏感肌の悩みが少しでも軽くなることを願っております。